1052号(2008年12月25日号)

1面主要記事


超音波用いて認識

  撮像素子シートを開発
  工・染谷准教授

 本学大学院工学系研究科の染谷隆夫准教授と本学国際・産学共同研究センターの桜井貴康教授の研究グループは、超音波の送受信素子を格子状に並べて作製したフレキシブルな撮像素子を試作したと発表した。

 同シートは、有機半導体のシートと超音波送受信素子を連結させた半導体シートを張り合わせたもの。25cm角のシートの中に、5mm×10mmの大きさの超音波送受信素子が縦8個、横8個に並べて配置されている。

 それぞれの超音波送受信素子から超音波を発射し、対象物に反射して戻ってきたエコーを受信することで、同シートは撮影を行う。エコーの強さや時間差などから、対象物の位置や形状も判別が可能で、解像度は数ミリと比較的高い。ロボットの胴体に巻きつけることでロボットの目の一種としての利用や、フレキシブルな医療用超音波ソナーへの応用が考えられている。


記事一覧

  • 絶滅危機イルカ保護に寄与―生産研・浦教授(12/10)

  • 超音波用いて認識―工・染谷准教授

  • 癌成長の抑制に成功―農・村田助教ら(11/25)

  • 社会人相手に善戦―ラクロス全日本選手権(12/13)

  • 女性研究者支援の重要性語る―小渕大臣があいさつ(12/1)

  • 生きている癌細胞のみを蛍光―薬・浦野准教授(12/8)

  • 三浦雄一郎氏が講演(12/8)




  • ■特集記事link


     学部長メッセージ

     研究所紹介

     知の肖像

     淡青手帳

     Soccer新世紀

     東京六大学野球


    ■編集部企画

     こころの教育

     今、純潔がトレンディー

     東大野球部DUGOUT

     東大OBの偉人伝


    ■主 張

     他国への無関心 克服すべき
      第998号(2007年2月25日号)

     豊かな人間性育む環境を
      第903号(2003年11月15日号)

     東アジア友好に向かって
      第878号(2002年12月25日号)

     世界的・長期的な意識を
      第850号(1月15日号)

     東大の誇りを持ち行動を
      第849号(12月25日号)

     共同で「開かれたアジア」を
      第842号(10月15日号)

     大学改革に活発な議論を
      第836号(7月15日号)

     新入生へのアドバイス
      第828号(4月15日号)

     年頭所感
      第821号(1月15日号)


    ■国連・NGO特集

    前国連広報担当事務次長
     法眼 健作 氏


        ■過去号記事検索