1091号(2010年7月25日号)

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河岡教授に「高峰賞」

  インフルエンザ研究で業績

 本学医科学研究所の河岡義裕教授(感染・免疫部門ウイルス感染分野)は9日、三共生命科学研究振興財団より第8回「高峰記念第一三共賞」を受賞した。贈呈式は2011年2月に執り行われる予定。同賞は旧三共株式会社の初代社長、高峰譲吉氏の研究業績に因んで2003年に創設され、生命科学、特に疾病の予防と治療に関する諸分野の基礎的研究並びに臨床への応用的研究において、その進歩・発展に顕著な功績を挙げた研究者に毎年贈呈されている。

 今回の受賞では、河岡教授のインフルエンザ制圧に関する研究が評価されている。同教授はプラスミドからインフルエンザウイルスを人工合成する遺伝子操作系を開発。この技術を利用すれば、弱毒性インフルエンザウイルスを作り出し、インフルエンザワクチンを自由自在に作成することができる。こうして作られたワクチンは、米国臨床現場で広く使用されているという。


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